(1)『わろてんか』ってどんなドラマ作品?
NHKの連続テレビ小説として放送された『わろてんか』は、2017年10月2日から2018年3月31日まで、NHK総合・BSなどで全151話にわたり放送された作品です。日本の朝ドラとして97作目にあたり、朝の時間帯に日々の生活に寄り添うドラマとして多くの視聴者に親しまれました。
この作品の魅力は“笑い”をテーマにしている点です。主人公・藤岡てんがどんな困難にも笑顔で立ち向かい、周囲の人々を笑顔に変えていく姿が描かれ、その前向きなテーマ性は多くの視聴者に元気を与えました。
物語は明治末期から戦後までの激動期を背景に、寄席や漫才などの大衆芸能が広がっていく様子を丁寧に描写しています。実際の吉本興業の創業者「吉本せい」をモデルにしたストーリーは、歴史ドラマとしても興味深い内容で、コメディの文化的なルーツに触れられる点でも高い評価を受けました。
(2)『わろてんか』の簡単なあらすじ
物語の中心にいるのは、京都の薬種問屋の長女として生まれた藤岡てん。彼女は幼い頃から笑顔を大切にする明るい性格で、どんな困難な状況でも笑いを忘れない人物です。
そんなてんの人生を大きく変えたのが、旅芸人である北村藤吉との出会いです。藤吉は笑いを心から愛する青年で、てんに「笑いの力」を教えていきます。やがて二人は結ばれ、家族の反対を乗り越えながら大阪で寄席興行に挑戦することになります。夫婦として、「笑い」をビジネスに変え、周囲の理解を少しずつ得ながら成功へと歩みを進めていくのです。
ただしそこへ至るまでには様々な困難があり、客の少ない寄席、資金繰りの苦労、芸人同士の競争や戦争の混乱など、時代の荒波が二人の前に立ちはだかります。それでもてんは笑顔と仲間たちの支えで成長し、「笑い」という大衆文化を広めていく姿が見どころです。
(3)『わろてんか』を観た当時の視聴者の感想・反響
『わろてんか』は放送当時、視聴者から幅広い感想が寄せられました。まず多く聞かれたのが「朝から笑顔になれるドラマ」という声です。主人公の明るさに励まされたり、家族や仕事のシーンに共感したりと、日常の活力をもらった人が多く、日々のルーティンとして視聴を続けた人が多数いました。
また、テーマが「笑い」であることから、これまでの朝ドラ作品とは異なる新鮮さも視聴者に好評でした。戦前から戦後にかけて寄席文化が広がっていく歴史背景は、文化史好きの人にも響き、友人や家族と話題にしたという感想も聞かれました。
一方で、「登場人物が多く複雑」という意見や、老若男女それぞれの楽しみ方がある一方で展開のテンポについて賛否がわかれたようです。
(4)『わろてんか』の出演者の略歴
【葵わかな(藤岡てん 役)】
1998年生まれ、神奈川県出身。幼い頃にスカウトされ芸能界入りし、以降ドラマや映画に出演。主な出演作は、『ブラックペアン』シリーズ、『教場』シリーズ、など。
【松坂桃李(北村藤吉 役)】
1988年生まれ、神奈川県出身。モデルとしてデビュー後、2009年に『侍戦隊シンケンジャー』で主演を務めた。妻は女優の戸田恵梨香さん。主な出演作は、『梅ちゃん先生』『視覚探偵 日暮旅人』、映画『アントキノイノチ』『ツナグ』など。
【広瀬アリス(秦野リリコ 役)】
1994年生まれ、静岡県出身。元ファッションモデルで、ドラマや映画で幅広く活躍。妹は女優の広瀬すずさん。主な出演作は、『恋なんて、本気でやってどうするの?』『366日』『なんで私が神説教』、映画『銀の匙 Silver Spoon』『食べる女』など。
以上、今回は『わろてんか』について解説させていただきました。
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